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ひしゃぎ竹の柵を設置しました
桃源郷祖谷の山里の茅葺き民家宿「晴耕」の前には、宿内から見える景観を遮るようにコンクリートの壁がありました。
これではあまりにも無機質で、山里の美しい風景が台無しじゃないかと...。

そこで、祖谷地方独自の工法である「ひしゃぎ竹」を使った柵で、このコンクリートの壁を覆うことにしました。今日は地元の大工さんたちによって、その設置工事が行われたので、その様子をお伝えすると共に、ひしゃぎ竹のことも詳しくお伝えしたいと思います。


[ 大工さんがコンクリートの壁にひしゃぎ竹の柵を設置しています ]

ひしゃぎ竹とは、祖谷を含む剣山周辺地域で昔から行われてきた建物の壁の仕上げ工法です。
火に炙って焼いた真竹を木槌で一気に割り(ひしゃぎ)、土壁の上に並べて仕上げるのです。
ひしゃぎ竹は、落合集落の各茅葺き民家宿の壁だけでなく、篪庵の壁にも使われています。

祖谷では昭和40年頃までは、ほとんどの家がひしゃぎ竹によって作られていましたが、今ではいくつかの古い民家で見られるのみです。ほとんどの民家の壁は、トタンで覆われるようになっています。


[ 落合集落の民家に残る古いひしゃぎ竹 ]

しかし、作るために手間はかかりますが、ひしゃぎ竹は元々耐久性に優れており(50年は持つと言われている)、防寒や土壁の流出を防ぐのに有用です。
さらに、壁一面に張られたひしゃぎ竹に描かれる焦げた炙り痕は、独特のデザイン性を放ち、建物全体の重厚感が増すように思われます。


[ 新しいひしゃぎ竹の壁 ]

今回、柵用に用意されたひしゃぎ竹は、落合集落の重要伝統的建造物群保存協議会の皆さんによって作って頂きました。
保存協議会では、数年前からこの伝統的な工法を次世代に受け継ぐべく、毎年ワークショップなどを行ってひしゃぎ竹を作っています。
こうした取り組みが、祖谷独自の優れた伝統や景観を守るのにも役立っています。


[ 今回使用されたひしゃぎ竹 ]
tougenkyo-iya 22:13 comments(1) trackbacks(0)
     
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Comment
こんにちは。九州は大分の佐伯市で、古民家再生をしています。実はこの古民家のほんの一部の壁の部分が「ひしゃぎ竹」の工法を使っており、これは一体なんだろうと調べてみたところ、貴社のホームページにたどり着きました。大分では珍しい工法ですので、なんとかこれを復活させたく、ワークショップをされていると聞いたので、今後はいつごろされるのか教えてください。大工さんに参加してもらおうと思います。ただ、再生工事は今年いっぱいで完成したいので、間に合わないかもしれませんが、とにかくお尋ねしようと思いました。
Posted by: 岩佐礼子 |at: 2016/10/06 10:52 AM








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